「きわめて稀な日照条件に恵まれた
クロ・デ・ゴワスから
比類のない凝縮感を持つ
シャンパーニュが生まれます。」
伝説のテロワール
ユネスコ世界遺産に登録されたシャンパーニュ地方の中心地、マルイユ・シュル・アイへと足を運ぶと、驚異的な「クロ・デ・ゴワス」を目の当たりにすることができます。マルヌ運河を見下ろすこの畑は、低い石垣に囲まれており、狭い階段がある非常に険しい急斜面にあります。
この丘の下を毎日のように通っていたピエール・フィリポナは、この畑の秘めた可能性を感じていましたが、当時、このテロワールはフィロキセラ禍と第一次世界大戦、そして1930年代の大恐慌の影響でほぼ放棄されていました。従来のシャンパーニュ造りの常識だった「アッサンブラージュにこだわるべき」という同業者の助言を退け、1935年にこの土地を購入しました。こうして誕生したのが、シャンパーニュ史上初の「モノ・クリュ」、今日でいうところの「キュヴェ・パーセレール(単一区画)」のシャンパーニュでした。
斜度が35度~45度ある急斜面に位置する約6ヘクタールの畑は14の区画に分けられています。シャンパーニュ地方でこの広さの畑でこれだけの斜度を持つ畑は他にはありません。南向きの完璧な日照条件と急な斜面により形成されるクロ・デ・ゴワス独自の温暖なミクロクリマにより、卓越した成熟度のブドウが生み出されます。強く浸食された丘の地表近くに現れる白亜質土壌のミネラルによってもたらされる緊張感と、よく熟した果実による凝縮感とのバランスが秀逸です。この凝縮感とミネラルによる緊張感という、相反する要素の調和こそが、フィリポナのすべてのキュヴェに息づく自然のインスピレーションです。
発酵には主に樽を使用し、マロラクティック発酵は行いません。9~11年間の長期熟成の後、ドサージュはわずか4 g/Lに抑えられています。常に単一の収穫年のブドウのみで造られるクロ・デ・ゴワスは、その奥深さと驚異的な余韻の長さで圧倒的な存在感を放ちます。メゾン・フィリポナの卓越した探求心の結晶ともいえるこのシャンパー
ニュは、その価値をよく知る愛好家たちの関心をこれまで以上に集めています。